高価で扱いにくいイメージのカリフラワーですが、実は栄養たっぷり。
本稿では、カリフラワーの基礎知識や、カリフラワーを使ったおすすめのレシピをご紹介します。
カリフラワー
単色野菜。
冬野菜としてはビタミンCの含有量がとても多い野菜で、キャベツの2倍もあります。
白い色の野菜は全般的にビタミンCを多く含みますが、その中でもトップクラスです。
分類 | 野菜類 | 旬 | 11~3月 |
原産地 | ヨーロッパ西岸 | ||
重量 | 1個=350~500g、1房=10g | ||
栄養 | たんぱく質、鉄、ビタミンB1、B2、Cを多く含む。 |
外葉に包まれた花のつぼみの状態を食べます。
キャベツの変種で、花野菜. 花キャベツともいいます。
日本へは明治時代初期に渡来しました。
カリフラワーの栄養
ビタミンC、食物繊維が豊富。
ビタミンCは、加熱による損失が少ないのが特徴です。
カリウムや鉄、ビタミンB1、B2も含まれています。
最近の研究では、生活習慣病を防ぐ成分が発見されています。
強い抗酸化作用を持つメチルアリルトリスルフィドという物質が含まれており、動脈硬化を防いだり、血栓ができて血管を詰まらせるのを防ぐとされています。
さらにコレステロールが吸収されるのを防ぐフィトステロール、辛味成分であるアリルイソチオシアネートなども含まれており、同様の働きが期待されています。
カリフラワーの選び方
かたく締まっていて、 丸みを帯びているものを選びましょう。
変色しているものは鮮度が落ちています。
外の葉っぱが新鮮で、中をしっかりくるんでいるもの、つぼみが開かず、色は白くて締まったものが良品です。
カリフラワーの保存方法
温度が高いとすぐに花が開いてくるので、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存し、3~4日で食べきりましょう。
カリフラワーの調理法
くせがないので、和風、洋風、中国風いずれの料理にも向いています。
小房に分ける
- のつけ根に包丁の先を入れて切り落とし、かたい太い茎も切り落とします。
- 扱いやすい大きさに切り分け、茎のほうから包丁を入れて、外側から順に小房に切り分けていきます。
- すぐに水に放して2~3分おき、流水で1房ずつ洗います。
水につけておくと、汚れが落ちやすいです。
ゆでる
ゆでるときは、小房に分け、たっぷりの熱湯にレモン、塩、酢、小麦粉を加えてゆでると、白くゆであがり、甘味も失われにくいです。
- たっぷりの熱湯にカリフラワーとレモンの薄切り2~3枚を入れ、3~4分ゆでます。
竹串を茎に刺し、スッと通ればOKです。
房の大きさがそろっていないときは、大きいものから鍋に入れ、時間差をつけて加熱しましょう。 - ゆで上がったら、ざるに上げて湯をきり、レモンを取り除きます。
水にとるとつぼみの内側まで水が入り、水っぽくなるので注意しましょう。
アーユルヴェーダの栄養学
アーユルヴェーダの観点からカリフラワーを見ていきます。
アーユルヴェーダの栄養学の概要について
>>【アーユルヴェーダの栄養学】食材ごとに決まっている7つの性質
質(Guna)
- 冷性
動作(Karma)
V↑P↓K↓
味(Rasa)
甘味・渋味
効果(Prabhava プラッブハーヴァ)
- ビタミンやミネラルを豊富に含み、体重を減らします。
- 肝臓、膀胱、消化器をクレンジングします。
- 特に大腸や胃のがん発生率を抑え、糖尿病や腎臓の弱りにも効果が期待されます。
- 免疫力をアップします。
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カリフラワーを使ったレシピ
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