プラーナ・プラーナヤーマとは

アーユルヴェーダ

『アーサナが成し遂げられたならば、 プラーナーヤーマを実践する。

プラーナーヤーマとは、 吸気と呼気を通して動揺を取り除くものである。』

(ヨガ·スートラ2-49)

本記事では「プラーナ」と「プラーナヤーマ」の基礎知識をお伝えします。

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プラーナとは

東洋では数千年もの昔から、 この世に存在するあらゆるものは「心」 や「胚」 をもっていて、そこに根源的なエネルギーが働いていると考えられてきました。

この”根源的なエネルギー”をサンスクリット語で「プラーナ」 と呼んでいます。

プラーナは「生命エネルギー、 生命素、 生命力、 活力、 活気」です。

日本語では 「気」に相当します。

ヨガ哲学では、 宇宙は 「アーカーシャ(空)」 と 「プラーナ(気) 」 からできていると考えられ、 プラーナが目覚め、活動し始めることが生の始まりだとされています。

全創造物の共通した基本構造は、インドの伝統ではプラーナと呼ばれている。

自然界のエネルギーはプラーナの粗雑な現れ。

プラーナは心と物の架け橋として働く生命原理。

( Dr. NAGENDRA著 「PRANAYAMA The Art and Science] より)

 

ヨガで呼吸法が重要視されるのは、 プラーナをたくさん取り入れるためといわれています。

アーユルヴェーダの食事では、新鮮な食材を使った、新鮮な食べ物を食べることを推奨します。

これも、食べ物がもつ生命力エネルギー、すなわちプラーナを取り入れるためです。

 

外的な身体上の呼吸の動きを方向づけることで、 内呼吸、 あるいは生命力であるプラーナの動きに影響を与えます。

プラーナの動きは「ヴリッティ」、すなわち心の働き、 心の変化の動きに沿うものです。

プラーナの動きが静まり落ち着けば、 心の揺らぎも少なくなります。

ストレスによって意思の働きが乱されるとプラーナの働きも乱れ、 続いて呼吸作用が不均衡になります。

不均衡が生じると生理的機能が乱されて、喘息や高血圧、過敏性大腸炎、偏頭痛、胃酸過多症などの病的状態が生じてきます。

 

プラーナヤーマ(pranayama)とは

呼吸法のことをサンスクリット語で「プラーナヤーマ」といいます。

  • prana(プラーナ)「気息、呼吸」
    単なる「息」ではなく、身体内外に存在する 「生命工ネルギー」 を表します。
  • ayama(アーヤーマ)「拡張する、制御、制止、延長」
    日本語では調気法と表現しますが、 単なる呼吸法とは意味あいが異なります。
    身体内外の生命エネルギーの調節 (「調気法」)を表しています。

粗大なレベルでは、『呼吸プロセスを調整』し、微細なレベルでは、『生命力を拡張』します。

深い呼吸により、プラーナをたくさん吸収できると、人並み以上に活気があり、精力的、肝が据わります。

しかし、文明人の多くは主に口で息をする人が多く、それも肩や胸の上部を用いた早く浅い呼吸になっています。

◆深い呼吸

山の頂に立った時、鼻で、胸の奥深まで空気を吸い込もうとします。

この時、新鮮なプラーナが全細胞に吸収されて瞬時に活力が湧きます。

◆不規則な呼吸(浅くて早い呼吸)

呼吸がゆっくりで浅くなっていることはありませんか?

たとえば、落ち込んでいる時やうつ状態のとき。

短く早い呼吸になることもあると思います。

怒っている時や緊張状態にある時などは特に。

このような呼吸では、取り込める空気の量は少なく、プラーナのバランスの崩れを引き起こします。

生命力がうまく流れないので身体的にも精神的にも健全な状態を保てません。

 

このような不規則な呼吸は私たちの自然な呼吸法ではありませんが、この呼吸が通常になっている人もいます。

 

深い呼吸を意識しよう

ヨーガでは、

『生命のバランスの崩れは呼吸が乏しいことに起因している』

といわれています。

 

毎日2、3回。

1回あたり、3呼吸でも良いので、深い呼吸を意識してみてください。

 


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