アーユルヴェーダについて知らない人でも、なんとなく分かるように、基本的な知識を簡単にまとめました。
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アーユルヴェーダとは何か
サンスクリット語でAyurは生命、Vedaは科学を意味します。
ライフ・オブ・サイエンス(生命の科学)。
分かりやすく言えば生活の知恵です。
自然の叡智を活かした、伝統・予防医学であり、対処療法も存在します。
健康な人に対しても、健康増進、若返り(アンチエイジング)のために活用できます。
また、WHOが代替医療としての有用性を認めています。
世界三大伝統医学の一つです。
あとの二つは中医学、ユナニ医学です。
もっと気軽にアーユルヴェーダについて知りたい方は、「漫画で分かるアーユルヴェーダ」をご覧ください!
アーユルヴェーダの歴史
アーユルヴェーダはインド発祥です。
5千年以上の歴史があります。
長い歴史があるということは、多くの臨床結果の裏付けがある、実績があるということです。
その教えは賢者(リシ)から弟子へ口伝で伝えられていましたが、のちにヴェーダ(聖典)にまとめられました。
アーユルヴェーダの8部門(アシュタンガ・アーユルヴェーダ)は以下の通りです。
- 不労医学
- 小児科
- 外科
- 耳鼻咽喉科、眼科、歯科
- 心理学、精神科
- 毒物学
- 老年科
- 強精法
現代医学(西洋医学)との違い
西洋医学では、患者である私たちは処方を受ける、薬をもらうなどもっぱら「受け身」なのに対し、
アーユルヴェーダでは自分の健康と幸福に自ら「責任をもつ」という「自己責任の概念」があります。
西洋医学とアーユルヴェーダの違いを表にまとめました。
西洋医学 | アーユルヴェーダ | |
特徴 | 対処療法
(治療>予防) |
予防医学・長寿法
(予防>治療) |
患部/症状を見る⇒一律 | ホリスティック(総体的)/
体質を見る⇒個性 |
|
役割 | 問題を取り除く | 問題の根本にある原因を排除 |
治療方法 | 一時的な薬の
服用・施術 |
より良い生活習慣を持続する・パンチャカルマ |
病気になってから/即効性 | 病気になる前/時間がかかる |
病気の6つのステップ
アーユルヴェーダでは、問題がまだ「種」の状態でも病気とみなします。
(一方、現代医学では芽が出始めた段階。)
- 蓄積
- 憎悪
- 拡散
- 定着(病名がつく)
- 病気の症状が出る
- 取り戻せない状態
アーユルヴェーダがとらえる「真の健康」とは
「健康な状態」とはどんな状態でしょう?
便秘、肩こり、慢性疲労…これらを通常なものとして受け入れていませんか?
アーユルヴェーダのとらえる健康は、「病気でない」こととイコールではありません。
- 人生に意欲的である
- きらきらとした目
- 艶のある滑らかな肌
- 感覚が冴え、識別力がある、明晰
- 愛情深く他人に思いやりをもてる
- 自分や周りのひとを大切にできる
そんな状態が、アーユルヴェーダの捉える「健康」です。
私たちが考えるより高次な、幸福につながるものです。
エネルギーのバランスに着目する
アーユルヴェーダでは全ての物事の質を捉えます。
私たちの心身の乱れも、もともと持っていた性質(プラクリティ:エネルギーバランスが調和している状態)からのずれ(ヴィクリティ)で説明されます。
エネルギーバランスを整えることは、アーユルヴェーダとヨガの目的の一つです。
そのために、次の4つについて私たちは気を遣う必要があります。
- 食生活(アハーラ)
- 生活習慣(ヴィハーラ)
- 性的エネルギーのコントロール
- 良質な睡眠
森の時計では、現在、1の食生活(アハーラ)に関する指導、アドバイスをレッスンを通して行っています。
まずは体験会から、お気軽にお申込みくださいませ。