糖質オフダイエットが流行っている昨今。
糖質を極端に減らすのではなく、適量を摂取するにはどうしたらよいのか。
私なりに考えてみたところ、「糖質の少ない食材を使ったおいしい料理を知ることが、その一助となる」という一案を思いつきました。
糖質ダイエットとその危険性に関する情報の一般化
「糖質」を聞いて、皆様は何を思い浮かべるでしょうか。
「糖質」の定義は、「炭水化物から食物繊維を除いたもの」。
糖質は体内で吸収され、活動するためのエネルギー源となる栄養素です。
しかし、ダイエットのためにこの糖質を制限している人もいらっしゃるようです。
一方、
「短期間で確かな減量効果が得られるが、極端に行うと健康を損ねる恐れがある」
という情報も、もはや一般的になったように思います。
糖質オフの根底には糖質大好きという本音。マインドをどうコントロールするか
そもそも、ずっと昔から食事は「バランスが大事」と言われ、そう教えられてきているはずです。
(少なくとも、私が小学生の時にはそう教わりました)
にもかかわらず、効果の得やすい手っ取り早い方法に飛びついてしまうのが、人の心理と言いうものでしょうか。
森の時計の生徒さまからも、
「XX(料理名)の糖質はどのくらいですか??」
という質問を受けたことがあります。
私が思うに、「糖質オフ」したいという心理は、「糖質が好き」という本音の裏返しです。
この本音をどうコントロールするかが、糖質好きの皆様(私も……)の永遠のテーマです。
私が考えるに、糖質が少ない料理のおいしさも分かれば、糖質の多いものばかり摂らなくなると思います。
献立を考える時、そこには自分が満足するものを食べたいという心理が働くはずです。
(たとえば野菜について……私は、ついついかぼちゃやにんじんを多く使ってしまいがちです。)
糖質を含むものが好きな人は、自然とそういう食材を使ったものばかり思い浮かべてしまうものです。
けれど、糖質が少ない料理のバリエーションと、それらがもたらす満足感を体が覚えれば、意識が代わり、自然と糖質の少ない食材を選べるように思います。
もちろん、糖質が少ないものばかり食べましょうというわけでは決してありません。
身体の状態に合わせて、その割合を調整すればよいと思います。
このことに関しては、こちらの記事で詳しく書いています。
>>オーグメンティングとエクストラクティブ│アーユルヴェーダ食事法
アーユルヴェーダにおける糖質
ちなみに、アーユルヴェーダには「糖質」という考え方はない、と私は思っています。
けれども、昔の伝統医療ですから現代的な言葉は使っていないというだけで、ちゃんと糖質について考えています。
例えば、肥満はカパの乱れた時の状態と捉えられます。
※カパについてはこちらの記事をご覧ください。
>>【カパ・ドーシャ】体質・特徴・食事のおすすめ
カパを鎮静する味は「辛味、苦味、渋味」で、乱す味が「甘味、酸味、塩味」。
カパをバランスするためには甘味を控えめにしようという考え方です。
定量的で感覚的な感じですが、やろうとしていることは糖質制限と同じです。
問題は、今も昔も、「甘味の摂り過ぎに気付いていても、甘味を摂りたいというマインドをコントロールするのが難しい」という点にあるように思います。。
甘味を取らなくては満足できないという思いこみから解放されるために、年末の瞑想クラスが、
普段自分がどのくらい甘味に偏っているかを知るために、健康日記が、
皆様の役に立つツールになるかもしれません。
糖質と良い関係を築けるように、頑張りましょう。