低脂肪、高たんぱくのヘルシー食材として人気の鶏胸肉。
パサパサしているというイメージがあるかもしれませんが、調理法を気を付けることで、柔らかく仕上げることが可能です。
鶏胸肉の基礎知識と、普段の食卓に活用しやすいレシピをご紹介します。
鶏胸肉
安価で、脂質の少ないお肉として、普段の食卓に活用しやすい食材です。
分類 | 肉類 |
栄養 | 皮を除くと脂肪が少なく、たんぱく質が多い。 |
ソテーや煮物、焼き物に適しています。
加熱しすぎると硬くなるので注意しましょう。
鶏胸肉の栄養
良質のたんぱく質に富み、他のビタミンやミネラルも含みます。
牛・豚肉と比べて脂質が少ない分、低熱量です。
保存
傷みやすいので1~2日で使い切るのがベストです。
使いきれない場合は冷凍しましょう。
切り方のポイント
そぎ切り
胸肉は厚みがあるので、熱が通りやすいようにそぎ切りにします。
まず縦に細長く適当な太さに切り、包丁の刃らをお肉にのせるように寝かせ、上下に動かして厚みをそぐように、一口大に切ります。
一口大に切る
まず縦に細長く3~4つに切り、向きを変えて端から食べやすい大きさに切ります。
皮を下にして切ると切りやすいです。
皮をむく
あっさり仕上げたい時は皮を剥きます。
料理に脂っぽさがなくなります。
皮と身の間に指を入れて皮をつかみ、引っ張ってむきとります。
肉の厚みを均等にする
鶏胸肉のハムや八幡焼を作る時などは、お肉を平たく一枚にする作業をすることが多いです。
熱の通りや味の含みを均一にするためです。
- 皮を下にして広げ、肉の厚い部分に包丁を寝かせて入れ、そぐように切込みをいれます。
- 切り込みを入れた部分をそのまま開いて、厚みをととのえます。
- 穴が開いている所があれば、熱い部分から切り取ってあてがいます。
若鶏と親(成)鶏の違い
栄養成分表などを見ていると、若鶏と、成鶏別に書かれていることが多いと思います。
この二つの違いは何かな?と思い、調べてみました。
若鶏は、文字通り生後数ヶ月しか経っていない若い鶏を指します。
主に3ヶ月以内の鶏です。
市販のものはほとんど若鶏です。
「若鶏」とか、「親鶏」とか詳しく書いてあるパッケージはそれほど見かけませんが……。
市場に出回っている比率としては8対2、あるいは9対1ぐらいの割合だそう。
圧倒的に若鶏のほうが上回っているんですね。
出荷数に差がある理由は、肉質の違いによるところが大きいです。
若鶏の方が柔らかくてジューシー、親鶏の方はやや肉質が硬く、パサついた印象があります。