5~6月に出回る香り高い日本の香辛料「実山椒」。
実山椒の基礎知識と、普段の食卓に活用しやすいレシピをご紹介します。
実山椒
サンショウ(山椒)は山地の雑木林などに自生する落葉低木。
実山椒は、5 – 6月ころのやわらかく未熟な果実(青山椒、実山椒)です。
「椒」の意味は「芳しい・辛い」など。
山地に自生する薫り高い辛味の実であることから「山椒」の名が付けられたと考えられています。
分類 | ミカン科サンショウ属 | 旬 | 5~6月 |
原産地 | 日本 |
辛味成分はサンショウオール、香り成分はジペンテン、シトロネラールなど。
若芽は木の芽と呼ばれ、香りがよいので、吸い物や和え物などに添えます。
実山椒の下ごしらえ
- 実山椒を枝からはずします。
指で枝と実の境目をつまむようにすると良いです。
手が荒れやすい場合は手袋をしてください。
全て外し終わったら、水で洗いごみなどを取り除きます。 - たっぷりのお湯で、弱火で8~9分ゆでます。
実山椒が指の腹でつぶれるくらいの堅さになったらOKです。
実山椒がとれる時期によってゆで時間が異なるので、必ず確認するようにしてください。 - ざるにあげ、1~2時間水にさらします。
途中2~3回ほど水を変えます。
一粒食べてみて、アクが強い場合は、水でさらす時間を長くします。 - ざるに上げ、水けをよく切り、清潔なふきんや、キッチンペーパーなどでよく水けを拭き取ります。
実山椒の下ごしらえを動画でチェック
保存
使う分は瓶に入れて冷蔵庫で保存。
使わない分は、ジップロックなどに入れて冷凍します。
冷凍したものは、1年ほど保存可能です。