【粘りのある独特の食感】長芋の栄養・保存・かゆみをとる方法・レシピ

長芋 ブログ

粘り気と食感が独特、とろろごはんなどでもおなじみの長芋。

本稿では、この長芋の基礎知識をお伝えします。

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長芋

原産地は中国。

日本へは朝鮮半島を経て渡来しました。

長芋

細長い形で、長さは1mにも達します。

肉質は粗く、山芋の中では水分が多く粘りが少ないのが特徴です。

酢の物やめん類、粉もののつなぎとして用いることができます。

分類 いも類 I0~11月
原産地 中国
種類 長芋は山芋(やまのいも)の一種。他に、自然薯、やまといも、いちょういもなどがある。
栄養 炭水化物、カリウム

長芋の栄養

栄養主成分は炭水化物。でんぷんのほかマンナンを含みます。

ジアスターゼ(でんぷん分解酵素)を多く含むので、でんぷんを多く含むいも類のなかでは唯一、 生で食べることができ、生で食べても消化がよいです。

カリウムも比較的多く含みます。

そのほか、ビタミンB群、食物繊維などが含まれています。

長芋の選び方

皮に傷がなく、 張りのあるものが新しい長芋です。

長芋の保存方法

まるごとの場合は、 新聞紙に包んで冷暗所におきましょう。

カットしたものは、 切り口が空気にふれないように、ぴったりとラップで包み、 冷蔵庫の野菜室で保存します。

長芋の調理

皮をむいたり、おろしたりして時間をおくと、 酸化して褐色に変わります。

あく抜きと褐変防止のために、酢水につけます。

長芋は、山芋の中でも粘りが少ない品種です。

切って歯ざわりを楽しむのもおすすめです。

酢水にさらす

水600mlに酢小さじ1程度を入れた酢水を作り、長いもを10分ほどさらして変色を防ぎます。

ぬめりを洗い落とす

酢水の中で手でしごくようにしてぬめりをとり、さらに水で洗い流しましょう。

洗った後は、キッチンペーパーで水けをふきとります。

水けが残っているとぬめるので、よくふきとりましょう。

たたく

厚手のポリ袋に入れて空気を抜き、袋の口を持ってめん棒などで軽くたたきます。

独特の歯ざわりを楽しめます。

合わせ酢や醤油などをかけて食べます。

せん切り

縦に薄切りにし、少しずらして重ね、細く切ります。

ぬめりですべるので、手で上下を軽く押さえるようにすると良いでしょう。

すりおろす

長芋をすりおろしたものは、とろろと呼ばれます。

汁物にしてとろろ汁、吸物にして吸いとろ、麦飯にかけて麦とろ、などとして食べられます。

かゆみとりには酢が効果的

長芋を扱っていると、ぬめりで指や手がかゆくなることがあります。

対処法としては、酢を直接手にたらしてぬりつけると、かゆみがおさまりやすいです。

長芋を使った料理レシピ