10月のアーユルヴェーダ食事法

アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダでは、季節ごとに食事やライフスタイルを変えること推奨しています。

私たちの身体の機能や、性質、心理的な傾向は、季節に影響されるからです。

本稿では、10月の気候や体の中で起こることを紐解き、推奨される行動や、食事、おすすめの食材について解説します。

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10月

広葉樹が葉の色を秋色に染める秋。
自然の力強い変化を感じる時期です。

私たちの体の内部でも変化が起き
新しい季節に適応させる必要があることを
忘れてはいけません。

さあ、10月を快適に過ごすための
アーユルヴェーダのヒントを見ていきましょう。

10月の気候

夏の終わりの暑さも止み
涼しいばかりか寒さを感じる季節です。

気候・気温が変動しやすく
布団や衣類の調整が難しく感じるでしょう。

ヴァータが増加する季節。
風がもたらす影響は
乾燥、荒れ、冷たさとして
身体、そして心にも現れることもあります。

10月の心身の傾向

夏は気持ちも足も外に向かっていましたが
屋外が寒く、家の中が暖かく感じると
私たちの意識は内に向かいます。

親しい人たちと寄り添って
時間を楽しみたいと考えるはずです

体は熱を保つために体幹に血液を集めます。
手足が冷えると感じるのはこのためです。

寒くなり日が短くなると
人間も冬眠したくなります。
この欲求に逆らわず
十分な休息を取りましょう。

睡眠

この時期は食欲が増します。
冬の間暖かく過ごせるよう
体が断熱脂肪を構築しようとしているのです。
脂肪の層で皮膚を厚くすることも免疫力です。
免疫力がないと季節の変わり目の
この時期に風邪を引く可能性があります。

もちろん、食べすぎには注意です。

秋は空の要素が顕著になります。
冷、乾、軽などの性質が増えます。
そのため以下のような
ヴァータ性の不調が発生することがあります。

・皮膚や粘膜が乾燥する
・咳が出る
・便秘
・湿疹
・不眠症
・神経系の乱れ

10月におすすめの行動

・食事の時間を規則正しくする
・温かい、良質な油分を含む食事
・アビヤンガ
 ⇒乾燥を防ぐ、免疫力強化
・温かい飲み物を飲む
・22時までに就寝する
・移動を控え、ゆったりと過ごす
・親しい人と過ごす
 ⇒一人で過ごす時間が多すぎると
  不安や寂しさを抱きやすくなる
・暖かくする
 重ね着、厚手の靴下、スリッパ、靴

10月の食事

・温かく、油分のある、濃厚な食べ物
・自然な甘味を摂る
 ⇒栄養を与え、グラウンディングを促し、体を強くする
・塩味を適量摂る
 ⇒潤いとポジティヴ思考を養う
・酸味を摂る
 ⇒唾液分泌を促し消化を促進する。
・辛い物を避ける
 ⇒急速に温まるかもしれないが
  最終的に血管が拡張し熱が逃げる

10月におすすめの食材

・うるち米
・オーツ麦
・かぼちゃ
・卵
・ギー
・温かい乳製品
・根菜
・玉ねぎ
・ナッツ
・種子
・骨付きの鶏肉
・牛肉
・魚
・卵

10月におすすめのスパイス・ハーブ

・生姜
・カルダモン
・シナモン
・クローブ
・黒コショウ
・ニンニク
・タイム
・ダシャムーラ
・ナツメグ
・黒胡椒
・チャワンプラッシュ

10月のアーユルヴェーダ料理

森の時計のインスタグラムにて10月のアーユルヴェーダ料理づくりをライヴ配信します。
>>【インスタライヴ】シンプルな季節のアーユルヴェーダ料理

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