誰もが陥っている可能性のある依存とその弊害について

アーユルヴェーダ

現代、様々な形で私たちは「依存」します。

アルコール、食べ物、SNS、パソコン……そして時には愛。

なぜ私たちは依存するのか。
依存から抜け出すために何をすれば良いのか。

4つのトピックに分けて考えていき、その理由を探っていきます。

  1. 誰もが陥っている可能性のある依存とその弊害について
  2. 依存を生み出す5つのクレーシャ(煩悩)について
  3. クレーシャに対処し依存から抜け出す方法
  4. 自己批判をする理由と自己批判しないための方法
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なぜ依存について考えるのか

アーユルヴェーダの勉強の一環で、クレーシャと依存をトピックに議論する場がありました。

そこで、述べられていたことをいろいろ考えているうちに、小難しい、一般的にはやや胡散臭い感じのするこのテーマについて記事にしてみようと思ったのです。

依存について考えるのは、もちろん依存を乗り越えるためですが、なぜ依存を乗り越える必要があるのでしょうか?

私が直感的に思い浮かべた答えは「柔軟性を得るため」です。

柔軟性があると、まさに柳が強風にあおられてもしなやかにしなり折れないように、人生に荒風が立っても方向転換がたやすく、視野を広く保ち、困難を乗り越える過程でさえ楽しめると思います。

あなたは何に依存していますか?

本テーマに関わる記事全体を通して、依存を生み出すクレーシャ(煩悩)についていきたいのですが、まずその前に考えてほしいことがあります。

あなたが今依存していることは何ですか?

  • 薬物(処方されている薬から薬物までの広い意味で)
  • アルコール
  • 食べ物
  • 場所
  • 愛(親、子供、恋人、パートナー、動物……)
  • 仕事、成績
  • 役職、地位
  • スタイル

上記の中であてはまるものはありますか?

あまり該当しない項目があるかもしれません。
または、それ以外に思い当たる項目があるかと思います。

考えつくことができたら、次にこれらへの依存がもたらす弊害について考えてみましょう。

依存が生み出す弊害について

  • 薬物、アルコールなどの中毒から抜け出せず、浪費する。中毒症状を起こす。
  • 心身に支障を来す(糖尿病、高血圧、皮膚炎など)
  • 次のステップへ移れない
  • 相手と自分にとって幸せな選択ができない
  • 自分本位な発想になり全体を見られない
  • 自分がするべきことについて正しい判断ができない
  • 精神的な豊かさの欠如

どうでしょう?

依存とその結果のつながりについて、ピンときましたでしょうか?

ここでは、ディテールについては述べずに、箇条書きに留めています。
詳しい例は、別の記事にて参照いただくことにして、まずはどういう意味なのか、少し考えてみてください。

一旦具体例について思い浮かべたら、次の記事で、教科書的な知識をインプットしていきましょう。