4月のアーユルヴェーダ料理

アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダの視点から、4月の食事について解説します。

4月のメニュー例やレシピもご紹介します。

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4月の気候と体調

3月は、まだ少し肌寒く、気温差も激しいですが、4月になると本格的に暖かくなり、桜の花も開花します。

生命が芽吹く春。

自然界では動物が冬眠から覚め、鳥や蜜蜂が活発に飛び回り、つぼみが膨らみ、木々から葉が芽吹きます。

しかし、この気候・環境の変化に、私たちの身体はすぐに対応できないかもしれません。

冬の間、私たちは寒さに慣れ、栄養を体内に蓄積してきました。

春はドーシャの一つであるカパが優勢になる季節ですが、冬の間に蓄積された水分や老廃物が、過剰なカパとして春に「溶け出す」か、体の中で滞留します。

体の中にため込んだものが表面に出てくると、発疹が皮膚に出ることがあります。

体の中で滞留すると、鬱血やむくみといった症状を引き起こし、暖かい気候に対応しきれず体内にこもった熱が、これらを悪化させます。

この春の熱をクーリングするために、血液を浄化する 苦い野菜を食べると、穏やかな状態に戻ることができます。

苦味は、肝臓も浄化し、熱を取るので、目の痒みや発疹といったピッタ性の症状がある時にも最適です。

4月のアーユルヴェーダ料理

春におすすめのアーユルヴェーダ料理(献立)です。

スプリングサフランリゾット/野菜とダルの煮物/小松菜しらす炒め

旬の食材を使うこと、まごわやさしいを意識した献立です。

1歳8か月の息子も食べられる味付けにしました。

■スプリングサフランリゾット
浄血作用のある食材(サフラン、レモン、アスパラ)を使った爽やかなリゾット。
婦人病に有効として江戸時代の頃から日本でも使われてきたサフラン。
ピッタ性の疾患(炎症、肝機能障害、視力の問題、皮膚炎など)を改善します。
そんなサフランの繊細な風味と、ギーの風味を活かしたいので、香りの強いスパイスは使わずに。
大人用には、黒胡椒を多めに入れると、ちょっぴりフレンチテイストになります。
◎サフラン、白こしょう、ナツメグ

■野菜とダルの煮物
消化に優しくプロテインリッチなアーユルヴェーダフード・イエロームングダルを使った煮込み。
◎ターメリック、ヒング、パセリ

■小松菜しらす炒め
まごわやさしいスコアアップのための、しらすとごま入りの炒め物。
息子が食べやすいように、片栗粉で少しとろみをつけました。
◎スパイスなし

春のアーユルヴェーダ料理レシピ

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