【自分で健康管理】アーユルヴェーダ式健康日記の書き方と8つの記載項目

アーユルヴェーダ

自分でできる健康管理として活用してほしい健康日記。

具体的に何を書けばよいのでしょう?

本稿ではアーユルヴェーダの知恵を取り入れた健康日記の書き方、記載項目をご紹介します。

スポンサーリンク

アーユルヴェーダ式健康日記の記載項目

健康日記は主に次の8つの項目を記録します。

※あくまで例ですので、ご自身の把握しておきたい情報を記録してください。

  • 食べたものと食事(何を、いつ、どこで、どのように)
  • 飲んだもの
  • ハーブ、サプリメント、薬
  • 霊性を高める練習(ヨガ、瞑想、呼吸法、マントラなど)
  • セルフケア(舌磨き、オイルマッサージなど)
  • 睡眠(起床時間、就寝時間)
  • 身体的状態(胃腸の状態:ガス・アグニ、排便回数、質、呼吸/舌)
  • 精神的状態

この他にも、目標やその実施状況を○△×で記録するのも効果的です。

また、ご自身にとって気になる数値を記載するのも良いでしょう。

  • 体重
  • 腹囲
  • 血圧
  • 基礎体温
  • 歩数

実際に健康日記をこんなふうにつけていました

実際に、筆者がどんな風に記載をしていたかを、参考までにご紹介させていただきます。

紙ベースの場合

 

M(朝食):バスマティ+レーズン
L(昼食):まかない(カレー、サフランライス、ありとあらゆる総菜)
D(夕食):バスマティとギー、紫キャベツ、ターメリックミルク

  • 21:30~6:00まで寝てた、夢見た
  • ずっと仕事してるのに終わらない、けど毎日楽しい
  • 小さい便が複数回少しずつ出る
  • ヨガ、ネティ

自分だけが見ることが前提なので、上記のようにメモ書きのようになっていました。

順番も毎日同じである必要はありません。思いついた順で。

しかし、後のち見返した時に、情報が散乱していて、あるポイントだけ抜き出したい場合は、これは不便です。

表(エクセル)で管理

2020年11月頃からは、しっかりとエクセルで入力し、管理することにしました。

記載項目も細分化し、その時に自分に必要な情報が分かるようにしました。

健康日記

食事記録はこちら↓↓健康日記

自分に意識を向けることは、立派なアーユルヴェーダの実践になります。

健康日記を書くメリットなどを知りたいかたはこちらの記事をご覧ください。
>>【マイラ・リューイン先生から学んだ】健康日記のススメ

各記載項目のポイント

それでは、1~8の項目を記録する際のポイントを解説していきます。

食べたものと食事

食べ物を記載することで、規則正しい時間に食事できているのか、内容や量は適切か、消化を難しくするような食べ方をしていないか……を振り返ることができます。

また、毎日同じようなものを食べていないか、栄養の偏りにも気が付くことができます。

さらに、毎日の献立を考える上でも役立ちます。

消化を難しくするような食べ方に関連した記事はこちら
>>なぜ痩せない?ダイエットできない女性の7つの悪習慣

飲んだもの

白湯、ジンジャーティー

……など、一日を通し飲んだものと、その量を記録しておくと良いでしょう。

特に便秘の人は、一日を通して飲んでいる水の量が少ない場合があります。

個人差がありますが、便秘なら常温あるいは温かいお湯を2Lは飲めるとよいでしょう。

>>【つらい便秘、水分不足が原因かも】便秘解消のための水の飲み方

ハーブ、サプリメント、薬

西洋の薬、東洋(漢方)の薬を飲んでいる人は、それを書きましょう。

サプリメントやハーブも同様にします。

体の変化も合わせて記載します。

薬の副作用、あるいは、やめたことによる影響が出ていれば、それが分かります。

霊性を高める練習(スワーディヤーヤ)

ヨガ、瞑想、呼吸法、マントラなどの練習は、自律神経のバランスを整え、体の疲れを取ったり、集中力を上げ自分とのつながりをもつ機会をくれます。

これらの他にも、読書、勉強の記録などを取っても良いですが、ノートをやったことでいっぱいにすることに熱心にならないでください。

ToDoリストではなく、心と体の健康のためにしたことをメモするだけです。

セルフケア

舌磨き、オイルマッサージなど、行ったセルフケアをメモしましょう。

自分を労わり、ケアすることは必要なことです。

睡眠(起床時間、就寝時間)

就寝時間、起床時間は不規則になりがちです。

何はともあれ、睡眠の時間を一定にすることで、ヴァータの乱れを整えることができます。

目標の就寝・起床時間を決めることも大切です。

身体的状態

胃腸の状態、たえばガスっぽいのか、お腹がちゃんと空くのか、膨満感・膨張感はあるのおかないのか。

排便については、その日排便があったのかなかったのか、何時に便通があったのか、量、質(コロコロしている、黒い、小さい、つるんとしている、におい、下痢っぽい、粘り気がある、黄色っぽいなど)も記録しましょう。

排便の質は、アグニの状態(アーマの有無)を表しています。

呼吸や舌の様子も書いておきましょう。
舌苔もアグニの状態(アーマの有無)を表します。

>>【舌で健康状態をチェック】舌のチェック方法・舌磨きのやり方と道具

精神的状態

感じていることをメモしておきましょう。

不安、恐れ、そわそわしている、頭がいっぱい、楽しい、浮かれている、興奮した、怒っている、自己嫌悪、自信のなさ、緊張、寂しさ、何も考えられない、鈍い、など。

何が問題なのかを明らかにすることができますし、書くこと自体で癒されます。

アーユルヴェーダ的健康日記の書き方・フォーマット

健康日記は,お手持ちのカレンダーや手帳などを利用したり,以下から健康管理表をダウンロードして使用することもできます。

>>アーユルヴェーダ式健康日記フォーマット

パソコンでデータ管理すると、何かあった時にお医者さんに参考にしてもらうこともできます。

紙やノートに記入するのが好きという方は、もちろんそれでも構いません。

記入欄がたくさんあるスケジュール帳をお持ちであれば、それに記入するのも良い案ですね。

最初のころは、書き方が分からず、何回も書き方が変わるかと思います。

自分が一番やりやすい書き方にアレンジしていきましょう。