股関節が硬くて、ヨガのポーズがうまくとれない、左右開脚できない。
股関節の柔軟性に関わる3つの筋肉を鍛えてみると、そんなお悩みを解消できるかもしれません。
本稿では、股関節の柔軟性をUPさせる鍵となる筋肉についてお伝えします。
股関節を柔軟にするメリット
左右開脚の鍵となるのは、股関節の柔軟性です。
股関節を柔軟にすることには、ヨガのポーズをうまくとること以外にも、以下のようなメリットがあります。
- 血行が良くなり、基礎代謝がUPする
- むくみ、老廃物の蓄積がなくなる
- 運動や日常生活でけがをしにくくなる
- 姿勢の悪さを改善できる
股関節は、上半身と下半身をつなぐジョイント部分。
ここが凝り固まっていると、リンパ、血流、栄養素、老廃物が滞りやすくなります。
また、股関節の屈曲が難しいのは、脚を上げるのが困難になっている証拠。
そうなると、少しの段差や、何もないところでつまづきやすく、けがに繋がります。
日常生活を快適に過ごすためにも、股関節は是非柔軟にしておきたいですね。
股関節の柔軟性UPのために鍛えるべき3つの筋肉
股関節を左右に開くための鍵となる筋肉は主に次の3つです。
- 中殿筋
- 内転筋群
- 腸腰筋
中殿筋とは
中殿筋は、大殿筋の前に位置する扇形の筋肉です。
腸骨外側面(腸骨は骨盤の主要な骨)から大転子(太ももの骨(大腿骨)上端の一部)にかけて付着している筋肉です。
腸骨外側面と大転子を引き離すヨガポーズを取ることによりストレッチ効果が得られます。
中殿筋の役割
中殿筋の働きは、主に股関節の外転(外側に開く)です。中殿筋が硬いと、大腿骨を股関節で大きく外旋するポーズにおいて制限を与えます。
中殿筋を柔らかくするヨガポーズ
中殿筋を柔らかくするためには、中殿筋を縮めたり、伸ばしたりする動きを交互に行うことがポイントです。
中殿筋を縮めるポーズについてはこちらの記事で紹介しています。
>>【股関節が硬い人必見】中殿筋を縮めるヨガポーズ5選
内転筋とは
内腿の内転筋群は、大腿骨の内側にある筋肉5つの総称です。
- 大内転筋
- 恥骨筋
- 短内転筋
- 長内転筋
- 薄筋
※上の図を参考にしてください。
内転筋群の役割
内転筋群の役割は、股関節の内転、つまり内側に閉じることです。
これら内腿の筋肉が伸びることにより、股関節から上体がしっかりと起こせるようになります。
大内転筋は脚を閉じようとする動きで働きますが、日常生活で使われにくいため、筋力が低下しやすい傾向にあります。
内転筋の柔軟性をUPするポーズについてはこちらの記事で紹介しています。
>>【股関節が硬い方におすすめ】内転筋の柔軟性をUPするヨガポーズ3選
腸腰筋の役割
腸腰筋は大腰筋と腸骨筋という二つの大きな筋肉の組み合わせで、骨盤を起こす役割があります。
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