キッチャリーで健康的に痩せる│簡単レシピ2選│横浜アーユルヴェーダ料理教室

キッチャリー アーユルヴェーダ料理レシピ
キッチャリー

キッチャリーデイに作ったキッチャリー2種類のレシピを公開します。

キッチャリーにはいろいろな作り方があり、使う穀物や入れる野菜、スパイスによってバリエーションは無限大です。

キッチャリーについて知りたい方はこちら
>>【ダイエット・デトックスに最適】キッチャリークレンズとは

ご自身のお気に入りのキッチャリーを見つけてください☆

>>Little Coa’s Kitchenにてキッチャリー教室を開催しています。

 

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ビーツのキッチャリー

キッチャリーデイのランチとして食べたキッチャリー。
ビーツはほんの少量ですごいピンク色になります。

【ドーシャへの影響】
V↓P─K─

材料(1人分)

・ギー 小1/2
・塩 適量
・ヒング 少々
・生姜 ひと片
・ムング豆 20cc
・日本米 35cc
・細かく切ったビーツ 一握りないくらい
・グリーンカール 4枚

<テンパリング>
・ギー 小1/2
・クミンシード 小1/2
・カレーリーフ 2枚
・黒胡椒 少々

<トッピング>
・フラックスシードミール

ビーツのキッチャリーの作り方

  1. ムング豆を乾煎りし、米とともに洗っておく。(ムング豆は乾煎りしなくても良いが、乾煎りすると風味が香ばしくなる)
  2. 鍋にギーを熱し、細かく刻んだ生姜、ヒング、塩を入れる
  3. 洗った豆と米を鍋に入れ、さっと混ぜたら、水を豆と米の1.5cmほど上までいれ、沸騰させる。沸騰したら蓋をして、お好みの柔らかさになるまでコトコト煮るか、圧力鍋で圧をかける。
  4. お米と豆が煮えたら、細かく切ったビーツを入れて、ビーツが柔らかくなるまで煮る。最後に細く切ったグリーンカールを入れて、1分ほど煮る。
  5. 別の鍋にギーを熱し、クミンシードと黒胡椒を入れる。香りが立ってきたらカレーリーフを入れ、カレーリーフがパリッとしたら、4に加えてさっと混ぜる。

ポイント

・夏に作る場合や、ピッタが乱れている場合は、黒胡椒を除いてもいいでしょう。代わりに、メインの鍋にギーを熱した後に、コリアンダーシードを入れます。

・塩は、お米や豆に塩味をしみこませるために、お米と豆が水分を一番吸収するタイミングで入れます。

・圧力をかける時間は、鍋の大きさや、作る分量によっても異なるので、注意しましょう。私は10分ほど圧をかけましたが、もう少しかけた方が消化しやすいお粥になります。15~20分くらい必要でしょう。

 

 

消化に優しいプレーンキッチャリー

キッチャリーデイの夕ご飯として食べたキッチャリー。
野菜はほんのわずかで、水分多めです。

【ドーシャへの影響】
V─P─K─

材料(1人分)

・ギー 小1/2
・塩 適量
・ヒング 少々
・生姜 ひと片
・クミンシード 小1/4
・ムング豆 20cc
・日本米 30cc
・キャベツ 少し

<テンパリング>
・ギー 小1/2
・カシューナッツ 2~3個
・カレーリーフ 2枚
・黒胡椒 少々
・カルダモンパウダー 小1/4

<トッピング>
・フラックスシードミール

作り方

  1. ムング豆を乾煎りし、米とともに洗っておく。(ムング豆は乾煎りしなくても良いが、乾煎りすると風味が香ばしくなる)
  2. 鍋にギーを熱し、細かく刻んだ生姜、ヒング、クミンシード、塩を入れる。
  3. 洗った豆と米を鍋に入れ、さっと混ぜたら、水を豆と米の3cmほど上までいれ、沸騰させる。沸騰したら蓋をして、お好みの柔らかさになるまでコトコト煮るか、圧力鍋で20分ほど圧をかける。
  4. お米と豆が煮えたら、細かく刻んだキャベツを入れて1分ほど煮る。
  5. 別の鍋にギーを熱し、カシューナッツと黒胡椒を入れる。カシューナッツがこんがりと色づいてきたらカレーリーフとカルダモンパウダーを入れ、カレーリーフがパリッとしたら、4に加えてさっと混ぜる。

ポイント

・トッピングはなくても構いませんし、お好みのハーブ(ディルやミント、パクチーなど)を添えていただいても構いません。フラックスシードミールは、私の師がより消化を促進するために勧めてくれたものですが、日本では買えないので、アマゾンなどで、海外からの取り寄せになるかと思います。

 

 

 

キッチャリー作りのポイント

オーグメンティングとエクストラクティブの割合が半々になるように気を付けましょう。

※オーグメンティング・エクストラクティブについてはこちらの記事で解説しています。
>>オーグメンティングとエクストラクティブ

ただし、消化力が弱い朝は、より消化しにくいエクストラクティブの食材を抜きにし、オーグメンティングの穀物だけにした方が無難です。

↑キッチャリーデイの朝ごはん:バスマティライスのお粥

消化力が強いようであれば、少量のナッツ(エクストラクティブ)を食事に加えても良いです。

オーグメンティングとエクストラクテイブの意味や食材例などは、別の記事にてご紹介します。

また、季節や天候、ご自身の状態に合わせてスパイスやオイルを選びます。

夏に食べるキッチャリー

できたてのキッチャリーは、熱いです。

身体を温めるスパイスを入れようが入れまいが、食べているうちに、暑くなります。

夏はキッチャリーを食べたいなあとは思わないかもしれません。

私は、3月に10日間のパンチャカルマを行い、その間キッチャリーを食べ続けましたが、まだ寒い時期だったので、体が温まって良いなと思いました。

夏の今は、夕ご飯であっても「キッチャリーを……」という気分にはなりにくいのですが、食べてしまえば、満足感が得られます。

アツアツのうちに食べずに、少し冷ましてから食べても良いです。

レジスタントスターチが増えるという観点から、お粥を冷やそうと思う方もいるかもしれません。

レジスタントスターチとは、冷えた炭水化物に含まれる、腸内環境を整える機能が期待できるでんぷんのことです。

でんぷんは小腸でほぼ完全に消化され、主にエネルギーになると考えられていましたが、レジスタントスターチは、小腸で消化されずに大腸で食物繊維と同じような働きをすることが最近分かったようです。

お通じやダイエットのために冷えた炭水化物は良いという説もあるようですが、冷えたお粥(冷蔵庫で4~5℃くらいまで冷やしたもの)は、温かいお粥よりも消化が難で、アーユルヴェーダで大切にしているプラーナ(生命力)も劣るように思います。

どのように食べるのかは、ご自身の身体と相談してみましょう。