アーユルヴェーダクッキングアドバイザーコースレッスン9を開催しました。
アーユルヴェーダ料理って、インド料理とか、スリランカ料理のイメージがあるし、実際そういう料理が多いけれど、もっと日本人の舌に合うものにしたい。
ヘルシーだけど、満足感があるベジ食を作りたい。
そんな思いで、いつも献立とレシピを考えています。
ACAレッスン9メニュー
- サフランライス
- かぼちゃのサブジ
- 白瓜オーレン
- ゴーワホディ
- セロリのスパイス炒め
- ファラフェル(+カシューナッツマヨネーズ)
- ココナッツラッドゥ
サブジのレシピはこちらからご覧になれます。
>>レシピ:【簡単な野菜のスパイス炒め】サブジの作り方
アーユルヴェーダクッキングアドバイザーコースについてはこちら
>>ACAコース詳細
今回は「ピッタ」の食事構成になっています。
そろそろ、夏の食材から、秋の食材への移行時期ですね。
9月はまだピッタが優位ですが、天気、気温、湿度により、ヴァータが高まってきますので、食事にも注意が必要です。
アーユルヴェーダ料理のポイント3つ
アーユルヴェーダ料理において、気を付けたいポイントを3つ挙げます。
①消化に良い
②6味がそろっている
③体質に合った食事
今回の献立は、「ピッタ」向けですので、③はピッタ体質向けの食事となります。
献立の立て方
①消化に良い食事
アーユルヴェーダの食事法で最も重要なのは「消化」です。
消化できなかったものが身体の中で毒になると考えるからです。
「ピッタ」は、3つの体質の中で最も消化力が強い体質。
揚げ物は本来消化に重いものですが、消化力の強いピッタの想定で入れました。
今回作ったファラフェルは、小麦粉とパン粉無しでサクッと上がるひよこ豆のコロッケ。
簡単で楽しい食べ物です。
結構、パンチがあります。
②「甘・塩・酸・辛・渋・苦」の6味がそろっている
1回の食事の中に「甘・塩・酸・辛・渋・苦」の6味をいれます。
6味がそろっていると満足しやすく、身体の組織、器官、腺がバランスよく活性化します。
サフランライス | 主に甘味 |
かぼちゃのサブジ | 主に甘味・辛味・塩味 |
白瓜オーレン | 主に甘味・苦味・渋味・塩味 |
ゴーワホディ | 苦味・渋味・甘味 |
セロリのスパイス炒め | 苦味・渋味 |
ファラフェル(+カシューナッツマヨネーズ) | 苦味・渋味(甘味・酸味) |
ココナッツラッドゥ | 甘味 |
③ピッタに合う食事
ピッタの持っている質は主に「温」「ちょっと油性」「軽」「鋭」。
ピッタ体質の人、ピッタの乱れ(灼熱感や火照り、炎症、イライラなど)が顕著な場合は、上記の質と反対の質を取ると良いです。
つまり「冷」「少し乾燥」「グラウンディング(どっしり感)」
また、ピッタを鎮める味は、主に「甘味」、「苦味」「渋味」です。
サフランライス | 月経トラブルに良い。 香りがよくピッタを鎮める。 |
かぼちゃのサブジ | 甘味がピッタを落ち着ける。 少し熱性なので他の料理でバランスを取る。 |
白瓜オーレン | ココナッツと瓜の冷性でピッタを抑える。 |
ゴーワホディ | ココナッツ、苦味と渋味がピッタを鎮める。 |
セロリのスパイス炒め | コリアンダー、苦味と渋みがピッタを鎮める。 |
ファラフェル(+カシューナッツマヨネーズ) | たんぱく源。消化に重いので少量だけ。 |
ココナッツラッドゥ | ココナッツ、甘味がピッタを抑える。 |
いかがでしたでしょうか。
アーユルヴェーダ料理、スパイスを使った料理でなくとも、使えるポイントです。
意識して献立を立ててみてくださいませ。