本稿ではアーユルヴェーダ料理教室でも人気の野菜のおかず「サブジ」の作り方をご紹介します。
サブジに使っているスパイスについても書いています。
Jump to Recipe簡単に作れる北インド風野菜のお惣菜「サブジ」
サブジとは、北インドの野菜のお惣菜のことです。
使う野菜はなんでも大丈夫です、
ポピュラーなところで、カリフラワー、ブロッコリー、キャベツ、ニンジン。
里芋などの芋類でもおいしくできます。
長芋もいいですね^^
横浜アーユルヴェーダ料理教室でも、おいしい!簡単!
と毎回ご好評いただいています。
サブジ(基本のレシピ)
所要時間:10~15分
材料(2人分)
・野菜 適量(切った時の量が1.5カップくらい)
・オイル 小2
・クミンシード 小1/4
・ヒング ひとつまみ
<A>
・ターメリック 小1/4
・チリパウダー ひとつまみ
・コリアンダーパウダー 小1/2
・塩 小1/4
作り方
- 野菜を刻みます。
形はなんでもいいですが、細い千切りか、細かく刻むと味がしみやすいです。 - 鍋にオイルを熱し、クミンシード、ヒングを入れます。
- クミンがはじけてきたら、野菜を入れて中火で炒めます。
- ミックススパイス<A>を振り入れ、1分ほど炒めます。
- (野菜によって少し水を入れたら)ごく弱火にして蓋をしっかり閉めて蒸し煮にする。
- 野菜がやわらかくなったらできあがり。
お好みで刻んだ香菜を混ぜる。
ポイント
- 蒸し煮にするので、蓋つきの鍋を用意します。
- パウダースパイスは焦げやすいので、もたつかないように、事前に混ぜ合わせておきます。
バリエーション例
サブジはいろいろな野菜で作れます。
かぼちゃのサブジ
軟らかく蒸すか、煮たかぼちゃに、
スパイスを和えたかぼちゃのサブジ。
料理教室の生徒様にも大好評。
お客様の中には、インドにヨガ留学されていたかたもいらっしゃり、
「あの時の味!」
「簡単で家でも作れそう!嬉しい!」
とのお言葉をいただきました。
ピーマン
夏野菜がおいしい季節には、ピーマンを使ったサブジ。
ピーマンが苦手な人も、スパイスが助けになって、克服できるかも!?
甘味の強いパプリカでサブジを作ってもおいしいです。
ピーマンサブジの作り方についてはこちらの記事でご紹介しています。
>>ピーマンサブジ│アーユルヴェーダ料理レシピ
ニンジン
こちらは人参のサブジ。
甘味の強い人参ですが、合います。
冷めてもおいしく、食感は残ったままなので、お弁当のおかずにも向いています。
高野豆腐のサブジ
こちらは少し和テイストなサブジ。
高野豆腐を使っているので、栄養も満点です。
こちらのレシピについては以下の記事でご紹介しています。
>>【和風スパイシー】高野豆腐の和風サブジ│アーユルヴェーダ料理レシピ
サブジに使う基本のスパイス
「スパイスを使った料理を作ってみたいけど、何を最初に買ったらいいですか?」
料理教室の生徒さんからよく聞かれる質問です。
手始めにサブジを作ってみるなら、そろえたい材料は最低4つです。
クミン
最初に油でクミンを炒めることで、油に香り・風味をうつし、香りを出します。
スパイシーな、カレーのようなにおいがします。
クミンは消化を助ける作用があります。
ダールスープなどにも使うので、一つ買っておいてもいいと思います。
辛味をもち、若干ピッタを上げる感じがしますが、消化不良の改善、鎮痛作用、吐き気や下痢の改善、駆風作用など、嬉しい効能がたくさんあります。
コリアンダー
スパイスでカレーを作る場合にも欠かせないスパイス。
柑橘系のさわやかな香りがします。
コリアンダーの生(フレッシュ)の状態がいわずとしれたパクチーです。
ピッタを下げる嬉しいスパイスです。
渋味と苦味があります。
上述のクミンをパウダー状にしたクミンパウダーは茶色ですが、コリアンダーパウダーは少し灰色がかった薄い茶色です。
排出作用、食欲増進、消化促進、発熱・灼熱間・吐き気を抑えるなどの効果があります。
チリ
唐辛子の粉末です。
この辛味がサブジのアクセントになるので、ピッタが過剰でない場合は、好きな加減でいれるとおいしいですよ。
適量は体を温めますが、多量に摂取は汗が出て、逆に体を冷やしてしまいます。
入れ過ぎないようにしましょう。
適量の摂取はコレステロールの低下、関節痛の軽減、胃潰瘍の予防などの効果があります。
ターメリック
「うこん」です。
「ウコンの力」でおなじみなので、肝臓の働きを助けることは皆さんご存知でしょう。
鮮やかな黄色です。
少量で料理を鮮やかな黄色に染めてくれます。
本当に少量で染まるので、間違ってどばっと入れ過ぎると、真っ黄色になるし、もともと少し土っぽい香りなので、そういう風味が強くなってしまいます。
辛味、苦味をもっていて、特にピッタとカパを下げますが、どのドーシャにも適量であればよいです。
ターメリックライスなどにも用いられます。
私は、日本米+ターメリックの組み合わせは少し苦手なので、ターメリックを使うご飯の料理はバスマティライスを使います。
止血作用、血液浄化、抗菌、抗アレルギー作用があります。
天然の抗生物質で、腸内細菌を強化してくれます。
いかがでしたか?
サブジは簡単にでき、お弁当にも使える一品です。
お子さんには野菜のカレー炒めだよと説明してあげると良いでしょう。
アーユルヴェーダの食事を学びたい方へ
スパイス料理を学びたい方へ
上記でご紹介したようなスパイスを使った料理は、
森の時計のスパイス基礎講座で学べます。
現在、対面レッスン(名古屋)とオンラインレッスンを開催しています。
♡インスタグラム(@little.coa)もマイペースに更新中です♡
フォローしていただけると嬉しいです。
【簡単でおいしいインドの野菜炒め】基本のサブジの作り方│アーユルヴェーダレシピ
Course: 野菜料理Cuisine: インド料理, アーユルヴェーダ2
servings20
minutes簡単・スパイシーなインド風の野菜炒め。ベーシックなレシピですので、いろいろな野菜で作ることができます。
材料
作り方
- 野菜を刻みます。
形はなんでもいいですが、細い千切りか、細かく刻むと味がしみやすいです。 - 鍋にオイルを熱し、クミンシード、ヒングを入れます。
- クミンがはじけてきたら、野菜を入れて中火で炒めます。
- ミックススパイス<A>を振り入れ、1分ほど炒めます。
- (野菜によって少し水を入れたら)ごく弱火にして蓋をしっかり閉めて蒸し煮にする。
- 野菜がやわらかくなったらできあがり。
お好みで刻んだ香菜を混ぜる。
ポイント・特記事項
- 蒸し焼きにするので、蓋つきの鍋を用意します。
- パウダースパイスは焦げやすいので、もたつかないように、事前に混ぜ合わせておきましょう。