和洋中、いろいろな料理に使える野菜「ズッキーニ」。
本稿ではこのズッキーニの基礎知識や、ズッキーニを使ったおすすめの料理レシピをお伝えします。
ズッキーニ
ズッキーニはきゅうりに似たペポかぼちゃの一種です。
つるなしかぼちゃとも呼ばれています。
円筒形で細長く、なめらかな外皮をしています。
開花3~4日後の直径3~4 cm、長さ20cmくらいの未熟な実が食用にされています。
分類 | 野菜類 | 旬 | 夏 |
原産地 | 北アメリカ南部からメキシコ | ||
栄養 | カロテン、ビタミンCが豊富に含まれる | ||
重量 | 1本約150g |
ズッキーニの種類
緑色、黄色、丸形の3種類がありますが、日本では緑色のものが主流です。
ほかのかぼちゃに比べて水分が多く、糖質が少ないので甘味はあまりありません。
ズッキーニの栄養
カロテンとビタミンCが豊富です。
利尿作用や便秘予防に効果があります。
食物繊維や、皮膚や粘膜を保つ働きがあるビタミンB2も含まれます。
余分な塩分を排出する働きがあるカリウムも含んでいます。
ズッキーニ調理
南仏料理のラタトゥイユが有名ですが、クセがない淡白な味わいから、さまざまな料理に活用できます。
カレーやスープ、天ぷらやフライなどの揚げ物、味噌汁の具などにもおすすめです。
薄い輪切りにしてムニエルやグラタンにする他、バター煮、ゆでてサラダにも利用されています。
生食でもOK
加熱料理に使うイメージが強いですが、生食することもできます。
塩もみしてから塩昆布とあえたり、塩漬け、浅漬け、ピクルスなどにも利用できます。
ズッキーニの選び方
全体の太さが均一で、表面にツヤがあるものを選びましょう。
大きくなりすぎると味が落ちると言われています。
ズッキーニの保存方法
冷蔵保存する場合
水分が抜けると味が落ちるので、乾燥は大敵です。
キッチンペーパーに包んでからポリ袋に入れるのが最適です。
冷蔵庫の野菜室で7~10日程度もちます。
冷凍保存する場合
食べやすい輪切りや細切りにして冷凍用保存袋に入れて保存します。
水分が多いので、重ならないように並べるのがベスト。1カ月以内に食べきりましょう。
アーユルヴェーダの栄養学
アーユルヴェーダの観点からズッキーニを見ていきます。
アーユルヴェーダの栄養学の概要について
>>【アーユルヴェーダの栄養学】食材ごとに決まっている7つの性質
質(Guna)
- 冷性
動作(Karma)
V↓P↓K↑
味(Rasa)
甘味
消化後の味(Veepaka)
甘味
効果(Prabhava プラッブハーヴァ)
- 利尿作用、便秘予防に効果が期待されています。
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