トリファラとは
トリファラは、消化を強化する目的で、伝統的に使われてきたアーユルヴェーダのハーブ薬です。
筆者も、パンチャカルマ実施中や、スリランカ渡航前に投与していました。
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トリファラの材料
トリファラの材料は次の3つ果実です。
- アムラ
- ヒビタキ
- ハリタキ
トリファラを構成する3つの果実をそれぞれ、詳しくみていきましょう。
アムラ(アマーラキー)
最高の不老薬といわれる果実。
腸の修復をサポートします。
伝統的に、消化管の炎症のために用いられています。
3つのドーシャを落ち着かせますが、主にピッタに働きかけます。
ヒビタキ(ベハダ)
腸壁から古い(あるいは過剰な)粘液を離し、消化吸収を高めます。
痔や皮膚病に良い。
3つのドーシャを落ち着かせますが、主にカパに働きかけます。
ハリタキ(ハラダ)
腸や肺を活性化し、消化力を高め、アーマ(未消化物)を取り除きます。
3つのドーシャを落ち着かせますが、主にヴァータに働きかけます。
トリファラの効果
アーユルヴェーダの万能薬といわれるトリファラには、次のような効果があります。
- アーマを取り除く
- 穏やかな通じ効果(便秘の解消)
- 消化管皮膜・腸の膜を活性化
- 余分な脂肪を体から取り除く
- 血液浄化
- 肝機能を改善
トリファラの飲み方
パウダーの場合、朝晩、あるいは毎食後、小さじ1杯のトリファラを150ccほどのお湯に溶かして飲みます。
※アーユルヴェーダ医、または購入元に服用方法をご確認ください。
私は2018年3月、自宅でのパンチャカルマでトリファラパウダーを服用しました。
(えもいわれぬ味に毎回悶絶していました……)
さらに、2018年10~11月にかけて、スリランカ滞在前の内服薬としてトリファラタブレットを服用しました。
(トリファラがトラウマ状態になっていましたが、タブレットはかなり摂りやすい……)
後者は、他の薬と併用したので、単体の効果は分かりませんが、便の質・量ともに、かなりの改善が見られました。
トリファラのその他の使い道
トリファラは、外用としても使えます。
- 髪や体を洗う
- 体臭を予防し、肌を引き締める
- 鼻、目、耳を洗う
- 浣腸の煎じ汁に使う
- (スモーカーのための)ニコチン、タール、他成分の解毒
- 月経困難症の改善
いかがでしたでしょうか。
トリファラはiHerbやアマゾンでも購入できます。
皆様も一度、ご興味ございましたらお試しくださいませ。