生食はもちろん、料理に、お菓子に、ジュースにと、用途が広くみんなから愛されるりんご。
本稿では、りんごの栄養、種類などの基礎知識や、りんごを使ったレシピをご紹介します。
りんご
有史以前から食用にされていた果実。
日本での栽培は1872(明治5年)から本格化しました。
分類 | 果実類 |
原産地 | 中央アジア |
主産地 | 青森、岩手、長野、 山形 |
旬 | 1~2月。8月に出回る祝と旭は早生種の青りんご。 |
栄養 | 主成分は糖質。カリウム、ペクチン、食物繊維が多い。 |
重量 | 1個200~300g |
りんごの栄養
主成分は糖質。酸はリンゴ酸とクエン酸が含まれます。
ビタミン類はわずかですが、カリウム、ペクチン、 食物繊維が多く含まれています。
りんごの保存方法
低温倉庫または低温加湿倉庫で保存しましょう。
りんごの調理方法
変色しやすいので、 切ったらすぐに塩水につけるか、レモン汁をかけます。
りんごの利用
生食するほか、加工してリンゴ酒、ジャム、ジュース、菓子の材料などに利用されています。
りんごの種類
現在世界中で生産される品種は数千以上といわれています。
紅玉、 スターキング、ゴールデンデリシャス、国光、千秋、陸奥、王林などの品種があり、近年はふじをはじめとするデリシャス系に人気があります。
紅りんご
紅玉
濃紅色で円形。やや酸味が強いのが特徴です。
さわやかな風味と芳香があります。
料理や、焼きりんご・アップルパイなどの菓子づくりに最適です。
ふじ
国光とデリシャスの交配種。
11月上旬に成熟します。
サクッ、シャクシャクとした食感があり、りんごのイメージそのもののりんごです。
果肉はかたく、果汁に富み、強い甘味とほどよい酸味のバランスがよく、 生産量は日本で最も多くなっています。
成熟するとみつができます。
また、貯蔵性に優れています。
ジョナゴールド
シャキッとした食感で果汁が多いです。
甘みが強く酸味が少なめな品種です。
千秋
東光とふじの交雑種で、長円形をしています。
9月下旬~10月上旬に成熟します。
歯ぎれがよく、多汁でよい香りがします。
糖度が高く、酸味もあり、濃厚な味わいです。
黄りんご
ゴールデンデリシャス
りんごの中では新品種。
甘みと酸味のバランスが良いりんごで、果肉は少し柔らかめです。
青りんご
王林
ゴールデンデリシャスと印度の交配種。
黄緑色で斑点があり、しっかりとした食感、甘味と香りが強いのが特徴です。
アーユルヴェーダの栄養学
アーユルヴェーダの観点からりんごを見ていきます。
アーユルヴェーダの栄養学の概要について
>>【アーユルヴェーダの栄養学】食材ごとに決まっている7つの性質
質(Guna)
- 冷性
動作(Karma)
V↑P↓K-
味(Rasa)
甘・渋・酸
消化後の味(Veepaka)
甘味
効果(Prabhava プラッブハーヴァ)
- 調理されていない場合はより渋味があり、ヴァータドーシャを増加さえる
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