2017年12月、アーユルヴェーダヘルスカウンセリングを受けた際、師であるマイラ・リューイン先生にした質問とその回答をご紹介します。
マイラ・リューイン先生についてはこちらのブログで書いています。
>>ヨガ・アーユルヴェーダの恩師【HalePuleマイラ・リューイン先生】
質問事項は、去年、私がカウンセリングを受けた段階で疑問に思っていたことです。
言い換えれば、アーユルヴェーダを学んで間もない方が、当然疑問に思うことです。
この質疑応答が、誰かの、何かのご参考になれば幸いです。
(1)食べ物の「質」はどうやって決められているの?
質問の背景
アーユルヴェーダの料理を学んでいる段階で、たとえば
「ヴァータの季節に/ヴァータ体質の人に、良い食材は何かな」
と考えることがあります。
そういう時は、本を見ます。本に「ヴァータが下がる」と書いてある食材を選びます。
でも、本に載っていない食材もあります。
自分で見分ける方法を知りたいな・・・と思い質問しました。
※関連記事はこちら↓↓
>>【ヴァータ・ドーシャ】体質・特徴・食事のおすすめ
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回答
個人の味覚・感覚に寄るところもある。
個人差がある。
すべての人が同じ質として捉えるとは限らない。
……つまり。
まずは、自分でどう感じるかを観察することが大切。
最初食べ物を摂取した時と、消化している時では、同じ食べ物でも違う質(冷⇒温など)をもつこともある。
ちなみに、去年同じ質問を香取薫先生(@クッキングスタジオペイズリー)にしてみたところ、
「チャラカ・サンヒター(インドの古典書)に書いてある。書いてないものは、アーユルヴェーダ学会が研究している」
とおっしゃっていました。
アーユルヴェーダ学会の人たちが、どうやって質を決めるのかは気になるところですが……
科学的な根拠でなく、経験的なものによって決めるのであれば、マイラのアドバイス通り、自分にとってどういう質なのかを感知できればOKです。
マイラからこの後、「ほうれんそうを食べたらどう感じる?」と聞かれたのですが、当時の私は、とっさに答えられませんでした……
もっと繊細に、敏感にならないとと感じた瞬間です(^^;
(2)果物は果物だけで食べるべき?
質問の背景
ベトナム合宿の際、「果物は果物だけで食べなさい」と学びました。
※ベトナムインテンシヴについてはこちらの記事で詳しく書いています。
>>ベトナム滞在記-ヨガ&アーユルヴェーダ編-
>>ベトナム滞在記-人生哲学編-
>>ベトナム滞在記-番外編-
ベトナム滞在中、朝は果物だけしか食べませんでした。
中でも、スイカは食べ物の中でも消化のスピードが早いので、
スイカを食べるならスイカだけ。
果物は他の物と一緒に食べてはいけない説が私の中で定着していました。
でも、別のHalePuleのプログラムで課された料理の中には、果物と穀物を一緒に食べるレシピが登場します。
「ん??」
と思いました。
※同様のレシピをアーユルヴェーダクッキングアドバイザーコースレッスン7で実際に作りました。
それ以来、ずーっと「果物は果物だけって言ってたのに、いいんかいな」という思いが頭の中をぐるぐるしていました。
回答
回答としては、やはり
「果物は果物だけで食べるにこしたことはない」
でした。
でも、消化がうまくいっている、消化の火が強いと言った場合には、程々の量を一緒に食べる分には問題ありません。
ケースバイケースということですね。
とはいえ、その料理はとてもおいしいので、
「ごめん、やっぱりこの組み合わせはダメだった」
と言われたとしても、私は食べていたと思いますが……
水に漬けたレーズンを食べた後は、果物以外は食べちゃいけないの?
質問の背景
去年受けたカウンセリングの途中で、マイラから、一晩水につけたレーズンを朝ごはんの前に食べることを勧められました。
果物は果物だけ、という原則に当てはめれば、
「水に漬けたレーズンを食べた後は、果物以外は食べちゃいけない」
ことになりますので、そこのところ、どうなのか尋ねました。
回答
「水に一晩漬けたレーズンと果物以外の食べ物は一緒に食べて構わない」
そもそも、果物と他の食べ物を一緒に食べちゃいけないのは、食べ物の酸味が他の食べ物を酸化させてしまうから。
一晩漬けたレーズンからは、酸味が抜けているから、他の物を食べても構わない。
「エネルギーレベル」とは何か(どういう意味?)
質問の背景
アーユルヴェーダを学んでから、私は「健康日記」をつけています。
健康日記で記すことを勧められた項目の中に、「エネルギーレベル」があります。
これって何のことなんだろうと思い質問しました。
回答
1日を通して、エネルギーが過剰になったり過少になったりしていないか、そのバランスのこと。
生命エネルギー(ドーシャ)がどの程度整っているか、乱れているか。
たとえば、ヴェータが乱れていると、夕方どっと疲れる。でも、ドーシャのバランスが整っている時はそういうことはない。