3月のアーユルヴェーダ料理1dayレッスンの開催報告です。
3月の開催は1度きりでしたが、定員を超過して行うことができました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
ドーシャ別のカレー
3月の1dayレッスンのテーマはドーシャ別のカレー。
ドーシャとは、私たちの状態を説明するためのツールです。
ヴァータ、ピッタ、カパの3つのエネルギーのバランスで表されます。
くっきり3つに区分けできるものではありません。
詳しくはこちらの記事をご覧くださいませ。
>>【アーユルヴェーダの基礎知識】ドーシャとは
今回のレッスンでは、次の観点から、各ドーシャをおおよそ「乱さない」カレー
とはどういうものだろうか?について解説しました。
・メインの食材が、そのドーシャを鎮静するものである
・そのドーシャに適した質である
・どのドーシャに適した味である
質のことを、サンスクリット語でグナといいますが、
特に、様々な物質が持っている10組み20種類の質に着目します。
これをグルヴァディグナといいます。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
>>グルヴァディグナとは│アーユルヴェーダ基礎知識
味のことは、ラサといいます。
ドーシャを乱す傾向にある味と、バランスしやすい味があります。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
>>【6つの味(ラサ)】アーユルヴェーダ食事法のポイント
メニュー
- 赤米
- かぼちゃとムング豆のサットヴァカレー
- きゅうりのコルマカレー
- 大根のカレー
- ローズマリー香るギーポテト
- かぶの葉のマッルン
- ブロッコリーのサンボル
- パパダン
- ローティラミス(サービスメニュー)
ヴァータのカレー
甘味と、やや酸味のある、ぽってりしたかぼちゃのカレーです。
かぼちゃもムング豆もサットヴァな食材です。
適度に油性、重性があり、ヴァータに適しています。
ピッタのカレー
クーリング効果のあるきゅうりを使ったカレー。
カシューナッツとココナッツでグレイビー(カレーのとろとろ部分)を作っています。
やや緑色なのはパクチーを入れているからです。
冷性、重性、また濁った性質です。
きゅうりが旬な時期に作ってほしいカレーです。
カパのカレー
やや辛味のあるスパイスを多めに使った、さらっとした大根のカレー。
チリや黒胡椒など、カパを鎮静する辛味のあるスパイスを多めに使っています。
なので、ちょっと絡め。
熱性、軽性、鋭い性質で、カパに適しています。
玉ねぎを使わないカレー
今回のレッスンでは、諸事情により、玉ねぎを不使用にしました。
玉ねぎは、ラジャス(※)の質をもっているので、アーユルヴェーダの先生の中には
使わない方もいらっしゃいます。
玉ねぎの代用で、セロリや、ヒングというスパイスなども使いました。
なので、今回はかなりサットヴァ(※)な食材だけで作ることができました。
※マハグナ(サットヴァ、ラジャス、タマス)についてはこちらの記事でご紹介しています。
>>【アーユルヴェーダの基礎知識】マハグナ│サットヴァ・ラジャス・タマス
もう一つの1dayレッスン
もう一つ、リクエストを受け開催した1dayレッスンがあります。
HPには掲載していなかったのですが、これが横浜での最後の料理教室になりました。
メニュー
- バスマティライス
- ハノイ風ダル
- ビーツカレー
- 菜の花のスパイス炒め
- きゅうりのカレー
- セロリとリンゴのサラダ
- にんじんのマッルン
- スリランカ風クレープ
- ローチョコプリン
ビーツカレー
ラサ(血液)を作るビーツを使ったカレー。
ビーツをローストして、旨味と甘味をぎゅぎゅっと閉じ込めました。
とても評判のよかったカレーです。
きゅうりのカレー
上記のきゅうりのカレーとは作り方が異なります。
もう少しシンプルな作り方です。
きゅうりの新しい使い方と、意外なおいしさに、生徒の皆様も感動しておられました。
スリランカ風クレープ
ポルパニというココナッツのあんを、米粉のクレープで巻きました。
クレープ生地は小麦粉を使っていないグルテンフリーの生地ですが、卵は使っています。
ココナッツのあんは、カルダモンの風味。
ローチョコプリン
簡単に作れるスイーツを教わりたい……というご希望に合わせて用意したレシピです。
今後のアーユルヴェーダ料理1dayレッスン
受講料は当日現金にてのお支払いをお願いしております。
皆様のご来訪をお待ちしております。