グルヴァディグナ_「滑」と「荒」

こんばんは。

本記事では、アーユルヴェーダの知識の中核「グルヴァディ・グナ」について、実生活や自己の経験に当てはめて考えてみます。

今日の1組2種類の性質は「滑」と「荒」です。

グルヴァディグナについて詳しく書いた記事はこちら

 

「滑」と「荒」

本記事で取り上げるのは、「滑(slakahna・スラカーナ)」と「荒(khara・カーラ)」です。

ヴァータ・ピッタ・カパのもつグルヴァディグナ

アーユルヴェーダでは人の体質を3つに(7種類に分けることも。実際には各要素の保有比率によってタイプは無限大)に分けます。

ドーシャがもつグルヴァディグナは各ドーシャによって異なります。今日取り上げる性質「滑・荒」に関していうと、以下の通りです。

ヴァータ
ピッタ
カパ

 

性質を実生活に当てはめてみる

自分の好きな視点で、実生活にあてはめてみましょう。
食べ物や行動の観点でたくさん想像できると、バランスが乱れた時に、どういう食べ物が、行動が、バランスをもたらすものであるかが分かるようになります。

ちなみに、英語だと「荒」はrough、「滑」はsmooth。

食べ物

「滑」…やさしい味のもの
「荒」…刺激のあるもの

性格

「滑」…人当たりが良い、きめ細かい、やさしい
「荒」…おおざっぱ、激しい、度をこしている、荒れた、粗野な

行動

「滑」…音を立てずに歩く、颯爽とした態度、ととのった踊り
「荒」…荒く踊る、性格が荒い、金遣いが荒い

自然・物質

「滑」…水、氷、そよ風、火
「荒」…突風、地震、雷、炎、荒波

 

実生活や個人の経験に当てはめて考えてみましょう。

音を立てずに歩く

私が実家にいたころ、母から良く「ドンドンと音を立てて歩かないで」と言われていました。

時々ですが、遅い時間に帰って来て、家族が寝ようとする時間に、自分の部屋に行こうと階段を上がったり、朝早いバイトのために家族がまだ寝ている時間に一階に降りたりすることがありました。

私はスリッパをはきながら音を立てずに歩くのが苦手でした。
スリッパのサイズや質のせいばかりではありませんが、パコパコいいますし、そうっと歩かなかったので、ドンドンと音を立ててしまったのです。

優しく歩く(滑)ことで荒っぽい質とのバランスが取れたかもしれません。

喋りが滑らかな人と荒っぽい人

私の大学時代の友人で、ものすごく喋りがうまい子がいました。
専門的なことを喋るのに、彼女はとても平坦な言葉で、アナウンサーのようにすらすら~っとしゃべるのです。それも、冗談を交えながら。

質疑に対する応答も滑らかです。言っていることがあっていようがあっていまいが、そのトークの軽快さで、あまり知識のない人たちからすれば納得させられてしまうのです。

逆に、喋り方(というより態度)が荒っぽい後輩もまた知っています。
彼は、とてもやさしく乙女な性格なのですが、見た感じがゴツくて、まなじりが上がっていて少しいかつい顔立ちをしていました。

しゃべりがぶっきらぼうで、率直です。
言葉足らずで、聴衆が彼が言葉にできないことをくみ取るしかありません。

前者は、余計な文言を省くことでより端的に、後者は、足りない言葉を補うことでより詳細な説明ができたかもしれません。

ヨガアーサナから見る滑/荒

太陽礼拝でダウンドックから足を手と手の間に歩かせる時、思わず「どんっ」と足をついた経験はないでしょうか。

これは、骨に負担をかけてしまうやり方です。

また、踏み出す時に、脚をいったん振り上げて、おろす。これも、無駄な動き、助走です。

アーサナの動きは自然で、無音であるべきだと私の先生は教えてくれました。

ヨガアーサナの練習の中でも、自分の動作が「滑」なのか「荒」なのか意識してみると良いでしょう。

 

グルヴァディグナのその他の質

グルヴァディグナについて書いた記事、グルヴァディグナのそれぞれの質を1組2種類ずつ紹介したその他の記事は以下のリンクからご覧いただけます。

>>グルヴァディグナとは
>>「熱」と「冷」
>>「乾」と「湿」
>>「重」と「軽」
>>「粗」と「微」
>>「固」と「流」
>>「動」と「静」
>>「鋭」と「鈍」
>>「軟」と「硬」
>>「濁」と「清(透)」

 


いかがでしたでしょうか。

グルヴァディグナ、今日取り上げた「荒・滑」について、皆さんも是非、イメージしてみてください。

 

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