5月のアーユルヴェーダ食事法

アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダでは、季節ごとに食事やライフスタイルを変えること推奨しています。

私たちの身体の機能や、性質、心理的な傾向は、季節に影響されるからです。

本稿では、5月の気候や体の中で起こることを紐解き、

推奨される行動や、食事、旬の食材について解説します。

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5月

5 月は一貫して暖かく、新緑、鳥や虫、自然界がエネルギーに満ちる、素晴らしい季節です。

満開の桜の花が咲いていた公園には、いつの間にか、新しい葉が風景全体に広がり、突然緑豊かに見えます。

庭にも畑にも、新鮮な緑がたくさん!

春と夏の境であり、過ごしやすく美しい5月の食事のヒントを見ていきましょう。

5月の気候

カパ ピッタの季節です。

暖かくなり、生活が楽になる時期です。

春の気まぐれな最後の寒波も終わる頃。

日照時間はより長くなるため、仕事の後でも屋外での散歩を楽しんだり、学校帰りの子供たちに庭の野菜を見せる余裕があります。

一方、日が長くなると夜が短くなり、睡眠時間が短くなります。

もしかしたら、存外に暑い日があり、寝苦しさを感じるかもしれません。

5月は一般的には一年の中でも快適な月ですが、体はまだ暑さに対応できておらず、温度管理に苦労しているところです。

5月の身体の傾向

冬に蓄積したカパ(余分な脂肪や、鬱血や鬱滞を起こしている原因となるもの)は、この時期にはほとんどなくなっています。

日照時間が伸び、日射しが強くなり、それに伴い活動量も多くなるので、体の中に熱が溜まりがちです。

体全体の血流が自然に増加するため、肝臓が疲れてしまうかもしれません。

そうすると、イライラしたり、せん妄を抱いたり、老廃物が色をもったり、胸やけしたりしやすくなるかもしれませんね。

暑くなると、汗をかくようになり、電解質の損失も多くなります。

体内の水分量が減ると、血が滞りやすくなり、循環器系の機能が低下します。

手足のむくみ、口の中の乾燥、頭がぼんやりする、といった症状が表れることがあります。

5月におすすめの行動

・母の日にお母さんに電話をする。
 できれば一緒に時間を過ごす。
 お母さんがくれた人生の贈り物を大切にする。
・新緑や季節の花のにおいをかぐ。
・屋外でスポーツや運動、散歩を楽しむ。
・キャンプする。
・日光を浴びる。
・月明かりの下を散歩する。
・衣替えをし、天然素材の衣服やベッドカバーを用意する。
・十分に睡眠をとる。
ジャラネティ、ナシヤオイルの点鼻
 ⇒副鼻腔を清潔に保つ
・ガルシャナ(絹手袋を使ったマッサージ)
⇒カパが優勢な場合・リンパの流れを促進する。
・ヨガ(特にねじりのポーズ)
⇒消化器系を活性化させ余分な水分を絞り出す。

5月の食事

5月はカパ、ピッタが優勢になる時期であり、これらのドーシャをバランスする食事が必要です。

5月の食事は、冬に蓄積したカパの最後の部分を一掃すること、身体から熱を駆逐することに焦点を当てます。

苦味と渋味をもつ季節の野菜やスパイス、ハーブがこれをサポートしてくれます。

軽くて爽やかな葉野菜、スプラウトは、晩春のクレンジングをサポートし、プラーナ(活力)を高めます。

この時期は、消化力が万全であれば、日中にサラダを食べても良いでしょう。

5月におすすめの食材

・スナップエンドウ
・さやいんげん
・人参
ビーツ
カリフラワー
・ラディッシュ
・ルッコラ
・チコリ
・きゅうり
・ライム
・ブルーベリー
・キウイ
・いちご
・大麦
・キヌア
・緑豆
豆腐

5月におすすめのスパイス・ハーブ

フェンネルシード
カルダモン
コリアンダー
・ニーム
・マンジスタ
・グドゥチ
・ゴツコラ
・タンポポ

コリアンダーは過剰なピッタドーシャをバランスするのに最適なハーブです。
肝臓を浄化し、免疫システムを落ち着かせ、便を柔らかくし、尿路の炎症を取り除きます。

5月のアーユルヴェーダ料理

森の時計のインスタグラムにて5月のアーユルヴェーダ料理づくりをライヴ配信します。

>>【インスタライヴ】シンプルな季節のアーユルヴェーダ料理

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