グルヴァディグナ「固」と「流」│アーユルヴェーダ基礎知識

数回にわたってお伝えしている「グルヴァディグナ」について再度取り上げます。

アーユルヴェーダの知識の中核となる部分です。

グルヴァディグナとは

 

アーユルヴェーダではいろいろな「質」に着目し、その質を表す言葉や分類がたくさんあります。

・五大元素
・ドーシャ
・サブドーシャ
・マハグナ
・グルヴァディグナ

グルヴァディグナについて、また、アーユルヴェーダを学ぶ上でなぜこういった「質」を理解することが重要なのか、詳しく書いた記事はこちら

Sandraサンドラ(固)とSaraサラ(流)

今日取り上げるのは、「固」と「流」です。

ヴァータ・ピッタ・カパがもつグルヴァディグナ

アーユルヴェーダでは人の体質をエネルギーバランスによって分けます。
ドーシャがもつグルヴァディグナは各ドーシャによって異なります。今日取り上げる性質「固・流」に関していうと、以下の通りです。

ヴァータ
ピッタ
カパ

ヴァータは運動のエネルギーで、動性があることから、流。
ピッタは変換のエネルギーで、流動性があることから、流。
カパは結合のエネルギーで、まとめる力があることから、固。

性質を実生活にあてはめてみる

自分の好きな視点で、実生活にあてはめてみましょう。

食べ物、行動、性格、芸能人、周りの人……

食べ物や行動の観点でたくさん想像できると、バランスが乱れた時に、どういう食べ物が、行動が、バランスをもたらすものであるかが分かるようになります。

食べ物

「固」・・・ジャガリー、黒糖、チーズ、水分少な目で煮たダル、ご飯、ココナッツの果皮、大豆

「流」・・・メープルシロップ、ミルク、水分多めのダールスープ、お粥、ココナッツミルク、醤油

性格

「固」・・・頑固、固執する、こだわりがある、何かがひっかかる、計画的、固唾をのむ(緊張している)、臍を固める(決意・覚悟する)
「流」・・・物事を流す、気にしない、流れに身を任せる、行き当たりばったり、流動的、ゆるい

行動

「固」……静止している、物事をまとめる
「流」……動きがある、まとめない、手放しにする

物・自然

「固」……石、岩、土、地、氷
「流」……水、炎、光、風

「固」と「流」のバランスをどのように取るか

「固」と「流」の性質が極端に現れていた例を取り上げます。

とある飲食店にて。

Aさんは、お客様にお食事をお出しするときに常に「皿の向き」が正確であるように心がけ、提供していますし、人にもそのように厳しく指導します。

Bさんは、同じ行動をする時に「皿の向き」については、余裕があれば心がける、といった形で、人に指導する時も、できれば正確にするがスピードも優先させたいので、そこまでこだわらなくてよい、という意見です。

Aさんは「皿の向き」をそろえることにこだわります。考え方に芯があり、どのお客様にもきめ細やかなサービスができます。しかし、そればかりに注意がいき、たとえばスピードなど、ある時には優先順位が上になる事柄に対して柔軟に対応できません。

Bさんは「皿の向き」をそろえることにこだわりません。良いところは、その場に応じて最もするべきことに注力できることで、視野も広いです。しかし、サービスの質を高く一定に保てないため、気付くお客様からは、気付かれてしまいます。

Aさんのように、信念があった方が良いように思えても、Bさんのように、ケースバイケースで立ち振る舞える良さもあり、どちらの性質が過剰になっても、良いところ、悪いところが出てきます。

双方が、出来得る限りそれぞれの質を取り入れると良いですね。

みなさんも、身近なものであてはめて、考えてみてください。

 

グルヴァディグナのその他の質

グルヴァディグナについて書いた記事、グルヴァディグナのそれぞれの質を1組2種類ずつ紹介したその他の記事は以下のリンクからご覧いただけます。

>>グルヴァディグナとは
>>「熱」と「冷」
>>「乾」と「湿」
>>「重」と「軽」
>>「粗」と「微」
>>「動」と「静」
>>「鋭」と「鈍」
>>「軟」と「硬」
>>「滑」と「荒」
>>「濁」と「清(透)」

 


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