側弯症改善のためのヨガポーズとおすすめのシークエンス

ヨガ ブログ

体のゆがみ、左右差は、腰痛や肩こり、頭痛の原因にもなります。

そんな痛みの予防や改善として、ヨガをやっている方も多いのではないでしょうか。

本稿では、脊柱側弯症のためのヨガポーズをご紹介します。

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脊柱側弯症とは

脊柱側弯症は、脊柱の側方への弯曲です。

脊柱側弯症には、二つの型があります。

構築性側弯症(特発性側弯)

構築性側弯症は、椎体の高さの違いによって起こります。

原因は不明ですが、一般的に、急成長の時期、思春期に発生、悪化するといわれています。

機能性側弯症

機能性側弯症は、習慣的な体の使い方によって起こります。

構築性側弯症が、骨の不均等な成長によるもの何卒のに対し、

機能性側弯症は、筋肉などの軟組織の変化によって起こります。

 

側弯症による体のゆがみ

プロフィールや、12/30のブログ(側弯症(背骨の弯曲)に良いヨガポーズ・レポート6)にも書いていますが、私は構築性側弯症です。

(ただし、〇〇症と「私」を同一視しないことについても、12/30のブログで言及しています)

私は右側面が左側面よりも短く、さらに回旋をしているという複雑なゆがみをもっていて、顔の角度もゆがんでいるし、お姉さんすわりをする時、足を右に投げ出す側のほうが極端にしづらいです。

座る時は、左のお尻の下にだけ、クッションを敷いています。

体の左右差は、ヨガのアーサナの練習の時にも痛感します。

だから、ヨガのアーサナで、側弯症を克服まではできなくても、悪化を防ぐことができればと、毎日少しだけでもヨガをするようにしています。

 

側弯症改善のコツ①左右非対称なヨガをする

私が左のお尻の下にだけクッションを敷いているのは、左側面を収縮させ、右側面を伸ばすためです。

私の場合は通常、右側面が左側面よりも短いからです。

これをヨガに応用すると、凹面を伸ばして凸面を強化するような位置でキープする必要があります。

たとえば下向きの犬のポーズ(ダウンドック、アドムカシュヴァナーサナ)において、私の場合は右手を左手よりも前につくか、右足を後方に移動させると良いのです。

そうした方が、背骨がまっすぐになります。

もともとの左右非対称を克服するために、左右非対称な位置でキープします。

側弯症改善のコツ②正しいプロポーションを意識してヨガをすること

正しいプロポーションを鏡で確認しながらヨガを行いましょう。

ポーズや呼吸に夢中になっているうちに、体はいつものクセで居心地のいい位置に動きます。

常に理想のプロポーションを意識して、その位置を保ってポーズをキープしましょう。

 

側弯症のためのヨガシークエンス

私が取り入れている側弯症のためのヨガシークエンス(一連のポーズの流れ)を紹介します。

全部行って、だいたい45分くらいです。

12/30のブログで、脊柱側弯症の他のシークエンスについても紹介しています。
>>側弯症(背骨の弯曲)に良いヨガポーズーレポート⑥

同じ動きを左右で行うポーズの場合は、やりにくい方をより長めにキープすると良いでしょう。

 

また、ヨガと相乗効果で心身のバランスを整えるお粥の料理教室を開催しています。

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チャイルドポーズ(バラ―サナ)

私は、朝ご飯前にヨガをやることが多いのですが、朝の身体はまだ緩んでいないため、このポーズで、背中の背面を伸ばします。

>>バーラアーサナ(チャイルドポーズ)のやり方と効果│ヨガポーズ

下向きの犬のポーズ(ダウンドック、アド・ムカ・シュヴァナーサナ)

側弯症の場合、下向きの犬のポーズはどんなバリエーションでも効きます。

 

太陽礼拝(スーリヤ・ナマスカーラ)

6回行います。両手をあげる時、前から上にあげて、少し後ろに反るやり方と、横から上にあげるやり方を2:1くらいで取り入れています。

ベイビーコブラ2回、上向きの犬のポーズ4回と分けていますが、その日のコンディションによって変えます。

三角のポーズ(ウッティッタトリコナーサナ)

側弯症に大変有効なポーズ。背を壁にくっつけるか、沿うようにして行っても良いです。

>>ウッティッタトリコナーサナ(伸びた三角のポーズ)のやり方・効果・ポイント

体の脇を伸ばすポーズ(ウッティッタパールシュバッコナーサナ)

このポーズにおいて左右差をより感じます。やりにくい方を、長めにキープします。

 

立位開脚の前屈(プラサリータ・パドッタナーサナ)

お尻の高さが左右で違っていたり、お尻が左右どちらかに寄ってしまっていることがあります。

私は、意識しないとお尻の位置が真ん中より左にきてしまいます。

こういうことは、自分ではわからないことも多いため(写真やビデオを撮っていれば別ですが)、ヨガの先生や家族に見てもらうと良いでしょう。

>>プラサリータパドッタナーサナ(立位の前屈)のやり方・効果・ポイント

半月のポーズ(アルダチャンドラーサナ)

三角のポーズと同様、壁を有効に使っても〇。

>>アルダチャンドラーサナ(半月のポーズ)のやり方・効果・ポイント

肩立ちのポーズ(サルヴァンガーサナ)

身体が硬い場合は特に、マットやブランケットを使って練習しましょう。

生理中の場合は、このポーズは飛ばしてください。

 

バッタのポーズ(シャラヴァーサナ)

お腹に呼吸を送ります。

シャラヴァ―サナについてはこちらの記事で詳しく書いています。

>>ヨガのポーズのやり方・効果「シャラヴァーサナ」

橋のポーズ(セツバンダーサナ)

お尻を斜め後方に上げるように意識します。

セツバンダーサナについてはこちらの記事で詳しく書いています。

>>ヨガのポーズのやり方・効果「セツバンダーサナ」

 

賢者のねじりのポーズC(マリーチアーサナC)

左右のねじり難さを意識します。

開脚前屈(ウパヴィシュタコナーサナ)

左右開脚は難しいかもしれませんが、骨盤をしっかり立たせて、背中を曲げないようにすることがポイントです。そのために左右のお尻のお肉を後ろにかき出し、膝を曲げてしまっても構いません。

お腹をマットに近づけるように、いけるところまで前屈します。

頑張り過ぎないで!Take it easy♥

屍のポーズ(シャヴァーサナ)

シークエンスを完結するために必ず取ります。

 


いかがでしたか。

体の左右差が気になる方も、是非お試しくださいませ。

一度に全て行うことが出来ない場合は、分割してもいいと思います。

太陽礼拝と立位のポーズは体が活気づくので、時間がない時は、朝サルヴァンガーサナまでのポーズを行い、夜、サルヴァンガーサナから後のポーズを行うようにしています。

朝途中まで行う場合でも、ポーズの最後にシャヴァーサナを行うのがおすすめです。