6月のアーユルヴェーダ食事法

アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダでは、季節ごとに食事やライフスタイルを変えること推奨しています。

私たちの身体の機能や、性質、心理的な傾向は、季節に影響されるからです。

本稿では、6月の気候や体の中で起こることを紐解き、

推奨される行動や、食事、おすすめの食材について解説します。

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6月

6月といえば梅雨。

湿度が上がり、じめじめしますが、夏はすぐそこまでやってきています。

夏のアクティヴィティに心躍らせ、活気になっているこの時期には、仕事に遊びに、つい無理をしていまいがち。

アーユルヴェーダのヒントは、そんな6月を元気に過ごすのに役立ちます。

6月の気候

カパがだんだんと落ち着き、本格的にピッタが優勢になる季節です。

湿度が高くなり、蒸し暑くなります。

ミストの中を動いているみたい。

水遊びをしたくなる子供も多いでしょう。

不快感に耐えられずエアコンをつけたくなりますが、極端な温度変化は体に負担をかけます。

冬の寒さに慣れたように、夏の暑さにも慣れるよう、身体は絶妙な調整を行っています。

エアコンの使用は大切なことですが、過度な使用(低すぎる温度設定)は、この時期の気候に合わない食べ物を食べたくなることにもつながります。

6月の身体の傾向

夏至を迎え、一年で最も日が長くなります。

情熱、喜びに溢れ、眠ることなんてできない!と思うかもしれません。

実際、体温が上昇すると、心臓の鼓動が早くなり、興奮状態になります。

過活動(ラジャス)は様々なバランスの乱れを引き起こすので注意が必要です。

暑さはピッタに、湿気はカパに挑みがかります。

私たちの内部と外部は「同じ」であり、身体の内側にも同じことが起こります。

むくみ、水分の滞留、倦怠感、惰性(カパ)。
イライラ、過剰な汗、熱がこもる(ピッタ)。

体内の過剰な熱は、肝臓を消耗させ、解毒機能が低下します。

すると毒素は皮膚から放出され、炎症を引き起こします。

ヴァータの人は、「熱」「湿」という、自身と相反するグナのために、この時期はとても快適に感じます。
しかし、イベントの多い夏。過活動と刺激はヴァータを乱します。

なにごとも「ほどほどに」する必要があります。

6月におすすめの行動

・「ほどほど」を意識する
・外部からの刺激を受けすぎない
・消化に良い食事を軽めにとる
 ⇒消化力が弱まる時期
・極端な温度変化を避ける
・早寝早起きを心がける
・水分補給は適度に
 ⇒一度の飲み過ぎると腎臓が過活動に。
  消化力も弱まる。
・ローズウォーターで肌を落ち着かせる
・月光浴をする

6月の食事

暑くなり、一年で最も消化力が弱まる季節に入ってきています。
食事は涼しい時間・環境で、軽めにします。
より優勢になるピッタを意識しましょう。
・クーリング作用のある食べ物 (特に肝臓と血液に必要)
・甘味、苦味、渋味 ・電解質を補給するもの
・利尿作用のあるもの
・清涼感のあるもの

これらの食事がサポートしてくれます。

・刺激物を避ける アルコール、カフェインなど
・酸味、塩味、辛味を控える

これらも役に立ちます。

6月におすすめの食材

豆類
・白身魚
・バスマティ米
・キヌア
・スナップエンドウ
・インゲン
アボカド
・苦味のある野菜
・キュウリ
キャベツ
・パクチー
バナナ
・ライム
パイナップル
・スイカ
・ブルーベリーなどのベリー類
・プラム
・ライム
ザクロ
・ココナッツウォーター
ココナッツオイル
・アロエヴェラ

6月におすすめのスパイス・ハーブ

クーリング作用のあるものを除き、スパイスは最小限に活用しましょう。

フェンネルシード
カルダモン
コリアンダー
ゴツコラ
・カモミール
・ミント
ローズ
・ハイビスカス
・アロエ
・シャタバリ
・ニーム

ゴツコラは「ブラフミー」「つぼ草」とも呼ばれる、最も良いピッタバランスハーブです。
神経系をバランスし能を活性化します。
天然の血液浄化剤であり肌を健やかに保ちます。

6月のアーユルヴェーダ料理

森の時計のインスタグラムにて6月のアーユルヴェーダ料理づくりをライヴ配信します。
>>【インスタライヴ】シンプルな季節のアーユルヴェーダ料理

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